さあ、登録したAIツールの数を数えろ。
記事を未解決事件にしない「一記事一メモリ」の法則
さあ、お前の罪を数えろ。
文章生成AI。
画像生成AI。
動画生成AI。
音声生成AI。
マンガ生成AI。
新しいAIを見つけるたびに登録して、とりあえず触ってみた。
数えてみたら、罪より先にAIツールの数が出てきた。
しかも、ほんまに恐ろしいんはここからや。
ツールは増えたのに、完成した記事は増えてへん。
パソコンの中には、途中まで作った画像が残っている。
制作中の歴史マンガの主人公・ネヴァが、少しずつ違う顔で何人も並んでいた。
三つ編みのお団子を右にするか、左にするか。
目を少し大きくするか、小さくするか。
そこを何度も直しているうちに……
肝心の記事だけが、事件未解決のまま残っていた。
ハードボイルドを目指して、全部ハーフボイルド
最初は、記事を書くだけのつもりやった。
本文ができたら、アイキャッチも欲しくなる。
画像を作っていたら、
「これ、動かしたらもっとええんちゃう?」
と思い始める。
動画にするなら、声も欲しい。
声を入れるなら、BGMもいる。
どうせなら、一コママンガも付けたい。
気づけば、
本文は下書き。
画像も途中。
動画も途中。
マンガも途中。
ハードボイルドなAIクリエイターを目指していたはずが、
全部見事にハーフボイルドやった。
半熟どころか、まだフライパンも温まってへん。
フィリップが事件を増やしていく
記事の本文が、ようやく形になってきた。
そのとき、頭の中のフィリップが言う。
「検索を始めよう」
いや、待て。
今から調べたいんは、画像を動画にする方法やない。
記事を音声化する方法でも、新しいマンガ生成AIでもない。
今、解決せなあかん事件は一つ。
この記事を完成させることや。
せやのに、頭の中のフィリップは止まらへん。
「画像にも展開できる」
「動画用の台本も作れる」
「音声配信用にも変換できる」
「新しい画像モデルも出ている」
……いや。
ゾクゾクせんでええ。事件が増えとる。
AIは優秀や。
一つ頼めば、その先の可能性まで見せてくれる。
悪いんは、その可能性を全部拾おうとする僕やった。
記事を作っていたはずが、いつの間にか、AIを試すために記事を利用していた。
もう少しで、AIドーパントになるところや。
いや。
片足ぐらいは、もう入ってたかもしれへん。
「せっかくやから」を止めるスリッパ
記事が完成しかけると、悪魔の言葉が聞こえてくる。
「せっかくやから、動画も作ろうかな」
その瞬間。
パコーン。
頭の中の亜樹子に、
「それ、今いる?」
と書かれたスリッパで叩かれる。
「音声も付けたら、もっと届くんちゃう?」
パコーン。
「今回ちゃう!」
「一コママンガもあった方が……」
パコーン。
「記事を出してから言え!」
この頭の中の亜樹子が、思った以上に大事やった。
AI時代は、できへんから止まるんやない。
できることが多すぎて、止まる。
新しい案を出してくれる相棒はいる。
でも、それと同じくらい、
余計な案を叩き落とす編集者も必要やねん。
「俺に質問するな」
そこで僕は、記事を作る前に完成条件を決めることにした。
今回なら、
記事本文
アイキャッチ一枚
告知用のNotes一本
ここまでできたら、事件解決。
途中で動画を思いついても、次回へ回す。
音声にしたくなっても、今回はやらへん。
「でも、せっかくやから……」
俺に質問するな。
照井竜ばりに、完成条件は変えへん。
本文ができた。
画像もできた。
Notesもできた。
ほな、アクセルをふかす。
新しいAIを探す方向やない。
公開ボタンへ向かってや。
一つの事件に、一つの新しいメモリ
僕は、このやり方を、
「一記事一実験」
と呼んでいる。
風都探偵風に言えば、
一つの事件につき、新しく試すメモリを一つ決める。
今回は、AIに文章の構成を整理してもらう。
次の記事では、アイキャッチを一枚作る。
その次は、一コママンガへ育ててみる。
AIを一個しか使ったらあかん、って話やない。
文章を整えるAIも使う。
画像を作るAIも使う。
せやけど、
今回、新しく試すことは一つだけ。
AIを減らすんやない。
事件に合うメモリを選ぶ。
それだけで、記事がちゃんと終わるようになった。
二人で一人。でも、同じ仕事はせえへん
AIには、整理を任せる。
話の順番を整える。
重複を減らす。
別の切り口を探す。
分かりにくいところを見つける。
その代わり、ここは僕の仕事や。
実際に起きた出来事
そのとき感じたこと
自分しか知らない細かい場面
アニメと人生がつながった瞬間
最後のオチ
AIが検索し、僕が決める。
AIが候補を出し、僕が捨てる。
そして、
AIが文章を整え、僕が体温を戻す。
二人で一人。
せやけど、フィリップに事件の結末まで決めてもろたらあかん。
この街で何が起きたのか。
それを語るんは、翔太郎役の僕や。
僕の罪は、AIを使ったことやなかった
僕の罪は、
何を作りたいか決める前に、できることばかり増やしたこと。
事件を解決せんまま、次のメモリを探しに行ったことや。
せやから今は、最初に決める。
今回の事件は何か。
どこまでできたら解決なのか。
必要なメモリはどれか。
そして、余計なことを始めそうになったら……
パコーン。
「それ、今いる?」
最後に、僕が記事を書く前に使う捜査メモを置いておきます。
今回解決する事件:
完成させるもの:
今回使うAIメモリ:
今回新しく試すこと:
AIに任せる仕事:
自分に残す仕事:
事件解決の条件:
今回は手を出さないこと:
記事、画像、動画、マンガ。
今いちばん解決したい事件を、一つだけコメントで教えてください。
フィリップ、検索は終わりや。
今回使うメモリは、もう決まった。
さあ、終わらせる事件を一つ選べ。






完全に仮面ライダーW!
好きなライダーの世界観でアイキャッチにつかまれました^_^
知っている、できることよりデキマシタを増やしたいですねヽ(^o^)丿
ハーフボイルドに思わず笑ってしまいました。ウマいw
あれもこれもとやりたくなるの、分かります😅
こっちが手綱、いえ、スリッパを握っておかないとですね😊